午前7時に待ち合わせして、
郊外の蚤の市めざして出発しました。
きょうも、いいお天気です!
到着してからというもの、
ブリュッセルは、ずっと晴天続き。
春を思わせるような、
いや、もう初夏のような
汗ばむ陽気です。
倉敷のほうが寒かったなぁ。
在住の友人は「こんなことは、めったにない!
ブリュッセルは、いつもどんよりした曇りばかりなのよ」
と不思議がっています。
私は昔から‘’晴れ女‘’なので
そのせいかも。
向かっているのは、Waterloo(ウオータールー)の蚤の市。
毎週日曜日に開かれている市です。
これはフランス語読みすると「ワーテルロー」。
歴史に出てくる、あのナポレオンのワーテルローの戦いがあった
古戦場です。
会場は「カルフール」という
フランス系チェーンスーパーの駐車場を利用して開かれています。
日本人の感覚だと、信じられないかもしれませんが
こちらのお店は、日曜日が休み。
もちろんスーパーマーケットもです。
かき入れ時なのに、もったいない・・と思うのは
いつでも、なんでも手に入る
便利な日本に住んでいるからでしょうか。
しかし、ここはブリュッセル。
ドイツもそうでしたが、
土曜日はくいっぱぐれないように
買いだめしとかないといけないんです。
で、その巨大な駐車場に
ブースがド・ドーンと広がっています。
これこれ、これですよ。
屋外の蚤の市やアンティークショーって
解放感があっていいですよね!
ブースの数が多いので
一気に買うことができますし。
私も「勝負はこの日!」と決めていました。
トレーラーを横付けしたブースも多数。
家具などの大物を展示するには
もってこいの環境です。
店主の姿が見えないので、尋ねると
「ご飯食べに行ってて、いま留守なのよ」
と横の店の人が教えてくれたり。
結構のどかです。
何の花でしょうか。
白い花が満開です。
友人に聞くと「アーモンドじゃない?」とのこと。
春ですね!
そして得意の地べた売りです。
感激したのは
カルフール備え付けの巨大なカートが使えること。
最初にコインを入れますが
戻すと返金される仕組みになっています。
ここに買ったものをバンバン入れて
押しながら、広い会場を回れるんです。
なんて便利なの!
これはすごく、いいシステムですね。
トイレは有料で
「ピピマダム」と呼ばれる女性がいて
「マダーム!」「ムッシュー!」と呼びかけながら
小銭を徴収していきます。
30セントなり。
そういえば、ブリュッセルでは
「Quick」(ベルギー発祥のファストフードチェーン、
マクドナルドみたいな店)でも
トイレが有料だったなぁ。
まあ、お金払ってでも
キレイなほうがいいですけど。
さて、ひと通りブースを巡回できたようです。
戦利品が、どうやら
かなりのボリュームになってきました。
ここらで会場を後にしましょうか。
早朝から動いたので
おなかが空いてきました。
車でちょっと走った所にある
カフェに入ることにしました。
聞いたところによると
どうやらこのカフェ、
東京に進出しているそうです。
うーむ、またしても
トーキョー恐るべし!
それは、さておき
お天気がいいので、
中庭のテラスで食事です。
ランチなんにする〜?って
見たところで、フランス語は皆目わからず。
英語のメニューをもらうことに。
私はチキンのカレー味が乗ったオープンサンドと
レモネード。
彼女はツナで、飲み物はシードルです。
この紫のって、一体何かしらね〜
食べてみたら、酸味があってルバーブっぽい。
色がすごくて、しかも紫と黄色は補色関係。
鮮やかで目を引く取り合わせです。
話し込んだので
飲み物を再オーダーしました。
コーヒーがカフェ・オ・レ・ボウルで出てきました。
いつも取っ手のついたカップか
マグしか使わない私には
この西洋どんぶり(失礼!)は、
よそゆき感があってうれしいです。
スプーンの先にくっついているのは
チョコレートです。
コーヒーには、クッキーとかチョコレートとか
なんらかの、ちょっとしたお菓子を
添えるのがベルギー流らしいです。
ビターチョコでした。
おいしかったです。
ごちそうさまでした。