ホテル近くの道路に設置されていたクマ君が
「ガオー、おいでやす」と迎えてくれました。
思わず「おぉっ」の迫力です。
派手な原色使いの
ポップなアートクマ君です。
聞けば、市内各所にこの「ベルリンベア」は
設置されているそうで、
足元には、ちゃんと作者名のプレートもあります。
しかし、このクマ、
ノー天気にポップなだけではございません。
よーく見ると
人体解剖的で、かなりシュールなたたずまい。
シニカルな毒も盛られております。
さてと、着いたその足で
Aさんに教えられた
アンティークの店が比較的多い通りへと
さっそく初移動にチャレンジです。
Uバーンを利用します。
この駅は看板が素敵!だったので
思わずパシャ。
そしてベンチが、なお素敵でした。
もちろん座りましたとも。
通りをはさんで
左右にアンティークショップが散らばっています。
看板に「ANTIK」とか「ANTIQ」の
文字が入っていたら
とりあえず入ってみることに。
銀製品中心の店、ミッドセンチュリーの店、アクセサリーの店、
何店舗か合同で入っているモールのような所もありました。
少しずつ気に入ったものを買いました。
インダストリアル系の黒のホウロウランプ、シュタイフのリス、
象牙のペンダントヘッド、ヤドリギモチーフのアクセ3点セット、
クロコのパースなど。
フェミニン系が充実していた
あるお店では、コサージュが欲しかったので、
「corsage,corsage」と連呼したところ
首をかしげていたヒゲのオジサンが
奥からうやうやしく持ってきたのは、
なんとコルセット!でした。
Oh,ノォー。
結局ここでは、無事コサージュを購入。
いまミントブルーにペイントしたコーナーに
ディスプレイしています。
角地に建つ、かわいい花屋です。
看板の「BLUMEN」って、「花屋」という意味だそうです。
最初は知らなくて、
いろんな駅構内に、「BLUMEN」と書いた花屋があったので
てっきり「BLUMEN」という花屋のチェーンだと思っていました。
日本だと、看板に書くかな?「花屋」って。
最近はフローリスト〇〇とか、フィオーレ××とか
もっとこじゃれたネーミングになっていますよね。
でも、単に「花屋」ですよ「花屋」。
「めしや」に相通ずる潔さです。
すばらしい!
駅構内の花屋は、すべてダサダサだったけど、
この花屋はかわいかった。
洗面器に無造作に突っ込んだ(としかいいようがない)
小さなブーケが特によかったです。
いつも思うのですが、
強い色の花のアレンジが、ヨーロッパ人は秀逸ですね。
瞳の色が違うと、見える色が違うというのは
本当だと思います。
店先にキキョウのような鉢がありました。
きれいな紫色に日本を感じて
思わず近づいて、しげしげと見入りました。
こちらは、ひと足早く秋が訪れているようです。